アパート・マンション・ビル・工場・住宅の外壁塗装、改修工事は八王子のリフォームステーション泉建装にお任せください。
施工前⇒施工後
ホームページのお問合せフォームより「外壁塗装と屋根塗装を検討しています。屋根に雨漏りがあるのですが修理は可能でしょうか?」とのメールを頂きました。
築年数15年程のお住まいでの漏水は、塗装工事を検討していた矢先の出来事だったそうです。
図面をご用意頂き、現調調査へ。
まずは数か所あるという屋根の漏水場所を確認。すでにご主人様が屋根裏から光が差し込む穴を見つけ、ご自身で内側からコーキング処置をされていました。
▲コーキング処置された漏水箇所
▲屋根の状態:屋根材本体の割れやズレ
▲太陽光パネル横に亀裂のある屋根材
屋根には、所々に亀裂や屋根材のヅレもあり、屋根裏からみた様子と照らし合わせるとやはり屋根の状態が漏水の原因と見受けられました。
今回、現状と屋根材の特徴からも部分的な補修は推奨できないこと、又漏水が生じるリスクを考慮し、屋根の葺き替え(張替え)をご提案させて頂きました。
初めてのお手入れということもあり屋根も塗装計画でいらした施主様には当初戸惑われたご提案のようでした。
◆ちなみに、泉建装では、屋根の現地調査は下記の様に高所カメラでの確認&撮影を行い、必要に応じてハシゴに登り目視による確認を行います。
▲撮影用カメラ〇を設置した伸ばし棒
▲高所の様子を手元のスマホなどで確認できます
▲ハシゴで各方面から目視で確認
◆外壁調査では、目視の他、道具を用いて調査します。
▲水分計:外壁の含水率を測ります。
▲赤外線サーモグラフィ:外壁の内部状態や損傷個所を推定します。
▲コーキングの劣化状態を確認。
あたりまえですが、塗料が古くなると手で触れた際に白い粉が付く「チョーキング現象」の発生の有無も確認します。
漏水のあった箇所は、ご主人様が隙間をシールで埋めた後も、バケツに大量の水がたまるとの事。この漏水は台風後から発生したとのことから保険の申請をご提案。保険会社様へも屋根の部分張替えでは適切な補修は行えない理由をお伝えし、今回保険も活用した修繕工事が可能となりました。
見積りは、ガルバリウム鋼板による屋根カバー工法も併せてご提出。
いくつかのご提案の中から、泉建装の外壁塗装プランの一つ『スタンダード+(プラス)(紫外線につよい高性能外壁塗料)』と屋根葺き替えの組合せをご選択いただきました。
▲ステージ
今回は太陽光パネルの脱着と屋根の葺き替えを行うことから、パネルや屋根材の仮置きなど作業性を確保するために軒先の高さくらいにステージを設けました。
▲施工前
▲太陽光パネル一時撤去
▲パネルの架台、取付金具を撤去
撤去したパネル以外は取付の際、全て新しい部材になります。
▲パネルはこのような装置を使い
▲こんな感じで降ろしていきます
▲足場側からの様子
ステージがあると安全に無理なく作業を進められます。
安全であることは、無理な姿勢での作業が少なくなることから品質の向上につながります。
▲解体:既存屋根材の撤去作業
▲既存下葺き材の状態:
太陽光パネルを載せる架台を留め付けていたビス穴がありますが、ここから漏水した様子は見受けられません。
▲屋根材撤去後:
ルーフィング(下葺き)も経年なりの劣化であり大きな問題はありません。
漏水の要因が経年劣化であれば、下葺きやその下地の野地板に腐食などの不具合が散見されますが、特に確認はできないことからも漏水は限定的と判断できます。
▲新規野地板:設置後
充分防水性能が残る既存の下葺き(ルーフィング)の上に野地板を張るので、工事中の雨漏りのリスクも軽減されます。
▲下葺き材敷き込み:施工後
さらに新規野地板の上に下葺き(ルーフィング)を張るので、2重で安心です。
▲カラーベスト葺き:施工前⇒施工後
屋根葺き替え工事は6日間の施工になりました。
まず太陽光パネルを取付ける架台の支持金物を取付けるため、墨出しをし所定の場所に取付穴をあけ、切粉を集塵機などで清掃。
▲取付穴にはビスを打つ前にシーリングを充填します。
▲充填後
▲支持金物を取付け後も周囲とビス頭をシールで防水処理を行います。
ちなみに既存の支持金物は屋根に接する面が多く、その分ビス穴の数も倍ほど打つ必要のある金物でした。
▲既存支持金物(正面撮影を失念…)
▲既存支持金物のビス跡
既存の支持金物はビス穴も多く、また金物が横(水平)方向に長いので雨水の排水を考慮すると、新規金物より漏水リスクが高いもであったと考えられます。
▲架台取付後
▲太陽光パネルを設置完了
電気配線の復旧、テスターにて電圧の確認を行い工事は1日で完了。
《仕上げ使用塗料》
「RSシルバーグロスSi」関西ペイント水性反応硬化形ハルスハイリッチシリコン樹脂塗料
いわゆるラジカル制御型と呼ばれる塗料です。
※「RSシルバーグロスSi」は、関西ペイントの『リフォームサミット』参画店のみ使用が認められている塗料で、「アレスダイナミックトップ」の同等品となりメーカーと連名で塗膜保証が付くのも特徴です。
▲高圧水洗浄
▲シーリング打設
ALCの継ぎ目の目地にシールを打設。
▲下地調整:クラック部分や欠けた箇所の補修
専用のエポキシ樹脂を注入。内部に水分が残っていても水と反応し硬化しますので安心です。
▲下塗り
▲中塗り
▲上塗り2回目
外壁は、下塗り1回+上塗り2回の仕様です。
▲施工後(塗装・シーリング):接写
外壁の他、軒天、上裏、雨樋、破風・鼻隠しの付帯部の塗装を行います。
▲鉄部(シャッターBox):施工前
▲ケレン作業
▲ラスターハケで研磨した際の粉など表面を掃除
▲下塗り:錆止め施工
エポキシ系のサボ止めを塗布
▲上塗り:2回目施工後
ウレタンより耐久性の高いシリコン樹脂系塗料を使用
▲施工後
今回、屋根を葺き替えたことにより次回のメンテナンスは約15年後くらいが目安となりますので、この屋根のメンテナンスサイクルをふまえ、外壁塗装も期待耐用年数が15年を越える塗料での施工としました。
ベランダのトップコート工事も併せて施工しておりますので、今後しばらくの間は外廻りの改修を気にかけることなく、ご安心が続かれると思います。