アパート・マンション・ビル・工場・住宅の外壁塗装、改修工事は八王子のリフォームステーション泉建装にお任せください。
2023年12月に施工しました、駐車場を土間に変える工事におきまして、施工内容の流れなどをご紹介いたします。
屋根外壁の塗装工事等、度々泉建装をご利用下さっているOB顧客様より、「駐車場に手を加えたい」と、ご相談のお電話を頂きました。
枕木を敷いた現在の土の駐車場で木が腐食を受けており、全体をコンクリート敷に改修をご希望との事でした。
改修方法では防草シート+砕石の仕様もご説明させて頂き、今回全面コンクリート舗装でのご採用となりました。
▲既存駐車場
▲枕木を撤去し、仕上がり高さを確認しながら既存の土を掘り下げていきます。
▲仕上がり高さを水糸で確認 。鋤取りは150ミリ(新規土間100ミリ+砕石50ミリ)
鋤取り後の土の底を均します。
▲砕石投入し転圧後
平らになった土の底に砕石(細かく砕いた石)を敷き詰め、専用の機械(今回はプレートコンパクター使用)で締め固めていきます。
砕石層は、地盤の支持力をさらに高めるとともに、水はけを良くする役割も担います。
ちなみに、プレートコンパクターは、比較的平らで広い面の転圧に適しており、機械底面の鉄板を振動させて締め固めます。
Q.土を機械で締め固めるでも良いのでは?
A.柔らかい土や粘性土、水分を多く含んだ土の上で直接使用すると、地面がえぐれる、周りの土が盛り上がる、土をこねてしまう等々、平らで均一な地盤を作るはずの転圧が、かえって荒らしてしまう原因になりかねませんので、弊社では行いません。
砕石をワンクッション挟むことには、以下のような重要な役割があります。
◆衝撃の緩和と荷重の分散:打撃力を砕石層全体で受け止め、下の地盤へ均一に力を伝えます。これにより、下の土(地山)を直接叩いて荒らすことなく、効率的に締め固めることができます。
◆支持力の向上:締め固められた砕石層そのものが、建物の荷重を支える強固な支持層となります。
◆排水性の確保:砕石の隙間が水の通り道となり、地盤のぬかるみを防ぎます。
▲伸縮目地の設置とワイヤーメッシュの敷設
▲〇スペーサー
スペーサーをワイヤーメッシュの中心に置くことで、丈夫な骨組みとなり、打設するコンクリートの強度が増します。
▼ここポイント!m9(`・ω・´)ビシッ!
意外と多いのが、スペーサーを使わずにワイヤーメッシュを砕石に乗せた状態でコンクリート打つ。
ワイヤーメッシュとスペーサーの有用性については後述しますが、泉建装では、ワイヤーメッシュをコンクリート内部で適切な高さ(かぶり厚さ)に固定するため、原則スペーサーを使用しています。
当然、雨水枡や排水桝の高さ調整も行います。
▲コンクリート打設
▲打設後
▲施工前⇒施工後
駐車場床を平坦にしたことにより、以前よりスペースが広くなり駐車もし易くなりました。
ワイヤーメッシュの有用性は、コンクリートの弱点である「引張力」への抵抗力を補い、ひび割れの拡大を抑制するという、素材が持つ基本的な能力・価値そのものにあります。
その有効性は、駐車場として車両の重みや温度変化などの実際の負荷がかかった際に、ひび割れの拡大を具体的にどれだけ防ぎ、長期的な強度を維持できるか、という点で発揮されます。ワイヤーメッシュの有用性は、適切な施工によって初めて、駐車場全体の耐久性向上という実質的な効果(有効性)として現れるのです。
スペーサーの有用性は、ワイヤーメッシュを地面から浮かせ、コンクリート内部の所定の高さに保持するという、その機能そのものにあります。
スペーサーの有効性は、それ自体が強度を発揮するのではなく、ワイヤーメッシュをコンクリート内部の最も効果的な位置に正確に配置することで、ワイヤーメッシュが持つひび割れ抑制の有効性を最大限に引き出す点にあります。
スペーサーがなければワイヤーメッシュはその有用性を発揮できず、結果としてひび割れ抑制という目的において効果が薄くなってしまいます。つまり、スペーサーは、主役であるワイヤーメッシュを有効に機能させるための、極めて重要な存在と言えます。
つまり、両方セットで使用する事で、丈夫で長持ちする土間コンクリートの駐車場が完成します。
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