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2023年8月に施工しました、浴室の改修工事を漏水調査からの流れでご紹介させて頂きます。
2006年の屋根外壁改修工事よりご利用いただいておりますOB顧客様のK様より、床下漏水についてご連絡を頂きました。
詳細をお伺いしたところ、ご主人様が床下に水たまりがあることに気づき、ご自身で浴槽の水の排水をし、床下の水たまりの量に変化があるか試みたが変化は確認できず、基礎に接している柱に黒ずんでいる所もあり、原因の調査とその対応をご依頼したいとの事でした。
床下水たまりの原因調査として、まずは床下点検口から床下に入り水たまり箇所を確認。全部屋から水を流し給排水のチェックをするも目立った変化は無く、漏水箇所の特定ができませんでした。
▲初回調査時の状況:
床下点検口を空けると、水が溜まっている事が確認できます。床下内部にも水が広範囲に溜まっている事を確認。
この状況では、どこから水が回ってきているのか特定できない。
初回に特定に至らなかった為、図面をお預かり、会社に戻り想定できるあらゆる可能性の検討を行う事にしました。
後日、ご主人様には現時点での情報や検討している方向性をご説明させて頂き、
①まずは改めて漏水箇所を特定するために、床下に溜まった全ての水をスポンジなどで除去し、送風機で完全に乾かす。
②床下が乾燥したことが確認できた後、新たにできる水染みなどから漏水個所を追跡していく。(現段階で想定する漏水の原因は、浴室など建物の水まわり設備(給排水)等の不具合、豪雨などでの雨水の流入、基礎下からの湧水など)
③豪雨などの雨水の場合、少し期間を空け防蟻処理を行い終了。浴室など建物の水まわり設備(給排水)等の不具合、特に浴室の場合は在来タイプであるので解体+浴室新設。湧水が考えられ場合は改めて対策を検討する。
ことをご説明し、再調査に向け床下に溜まった水の除去を行う事になりました。
再調査では、床下の水を除去し乾燥が確認できた後、浴槽から排水を行うなど浴室周りを重点的に調査を行い、浴室基礎廻りからの漏水を確認。他の箇所では問題ないことから、浴室まわりからの漏水と断定。
原因が浴室であった場合、浴室の改修工事のご検討もお伝えさせて頂いておりましたが、ご主人様から「以前よりユニットバスへの憧れがあると」お話頂いていた様に、ご夫婦でショールームにも度々足を運び下さり、浴室と併せてショールームで気に入られた洗面化粧台と給湯器交換のご依頼を頂きました。
▲床下内部の水除去状況:
床下に潜り込みチリトリやスポンジを駆使し溜まっている水を除去。
▲スポンジなどで除去した水
▲床下を乾かす送風機、:乾燥後各箇所から水を流し漏水検証を実施しました
▲浴室のある基礎立上りと基礎の床(底盤)の隙間から漏水発生
床下乾燥後、浴室など建物の水まわり設備で給水と排水を実施し、漏水箇所が浴室まわりであることを特定。
【製品情報】TOTO:サザナ HTシリーズ
▲施工前
▲既存浴室解体撤去中:
解体中に水が溜まった箇所に到達。撤去した浴室ドアのサッシ枠からも水が滴っていました。
▲漏水跡①:
既存浴室ドアの下部分
▲漏水跡②:
既存洗い場混合水栓の給水部、水栓接続部での漏水を確認
撤去後の様子と漏水跡の状況をご主人様と確認。
▲断熱材設置:
浴室の壁に断熱材が入っていなかった為、追加ご希望で断熱材を設置
▲システムバス土台設置
▲ドア取付け作業中
▲施工後:
解体から設置までは5日間の施工となりました
▲施工後:
温水式浴室換気暖房乾燥機(TOTOオプション)
▲施工後:
洗面化粧台・壁部分クロス交換(TOTO サクア 快適涼暖ウオールC)
その他、シロアリの防蟻作業、給湯器交換工事も併せてご依頼頂きました。
今回の施工は、八王子市居住環境整備補助金「省エネルギー化改修工事」を活用した工事となり、申請から請求まで代行して手続きさせて頂きました。
又、高断熱給湯器(エコジョーズ)は、東京都が実施する事業「東京ゼロエミポイント」の<省エネ性能の高い新品の家電等>の対象になりましたので、申請をお手伝いさせて頂きました。(この時点ではポイントを施主様より申請頂いていた形式でしたが、2024年10月からは登録販売店で申請。お客様へはポイント分を値引きする形に変わりました)
▼八王子居住環境整備補助金の詳細はコチラで確認ください。
今回、給湯器交換の際に、隣家の木製目隠しに給湯器の排気が当たり痛んでいることに気づいて下さり、排気の方向を変えられるオプションがあることを聞き、設置させていただきました。
いつも細やかな気配り頂きありがとうございます。
▲〇が給湯器の排気方向を変える部材になります