アパート・マンション・ビル・工場・住宅の外壁塗装、改修工事は八王子のリフォームステーション泉建装にお任せください。
2020年10月24日~10月31日に八王子市弐分方町2階建てアパートの外階段の部分改修工事を施工しましたので、お問合せの経緯から工事完了までの概要を、ご紹介いたします。
全体の修繕工事は、もう少し先の計画なのでココだけを部分的に修繕は行いたいけど、どこに頼めばいいのやら。というご経験のあるオーナー様は是非ご覧ください。
施工前(左)・施工後(右)
お問合せ
泉建装のホームページをご覧下さり、フリーダイヤルからお問合せを頂きました。お話では「雨が降り続いた後、アパート外階段の壁の下部分が落ちてしまった。」との事で、同じ状況である2棟の脱落箇所に関して、予算内での改修工事ができるかどうかご相談したい。とのお電話を頂きました。
現地調査
▲2階へ続く外階段の手摺壁の外側の下部が、すべて落ちてしまっている状態でした。
▲モルタルが脱落してしまった状況(接写)
自然発生的に鉄部から剥がれたサビの破片も確認しました。
▲脱落した箇所の内部の鉄部の状況
サビの進行状況からもかなり劣化が進んでいることが確認できます。
▲階段踊場を下側から確認すると、鉄部の表面にはサビも出できています。
壁面にもヒビ割れがあり、脱落予備軍と判断されます。
タイミング悪くモルタル壁が脱落した際、もし直下に人がいた場合はヘルメットを被ってでもいないかぎり大きなケガにつながります。
調査の結果、主な要因は内部に溜まってしまう水分を外に効率よく排出できない事から、内部で鉄部(階段の骨組み)の劣化が進行し事によるものと判断しました。
▲脱落していた壁面のアゴ下部
わかりずらいかもしれませんが、壁面(モルタル)のアゴ下の内部にラス網が確認できます。この内部に設置したラス網が劣化(サビ)し過ぎて無くなってしまっています。またアゴ下のモルタルの内部でサビを受ける形で、雨の日などはここにサビの水溜まりができていたことが予想されます。
ご提案と施工の流れ
オーナー様から、今後のアパート修繕工事のご計画とご予算等のイメージをお伺いし、今回の修繕方法の提案は、施工範囲をなるべく最小限とし、お建てになられた時の初期性能(心配なく居住できる環境)に戻す事を優先した部分的な補修工事とする内容で、ご採用頂きました。
補足ですが、建物を維持管理するには
劣化の発生や性能・機能の低下に伴い、その状況に合わせ行う保守的な補修・小修繕の経常修繕と
一定の時期(周期)に計画的に行う修繕の計画修繕に大別されます。
戸建住宅にお住まいに方には、あまり耳慣れない経常修繕の概要について、この記事の最後で紹介してますので、ご興味のある方はご覧ください。
主な施工の流れとしては、
▲まず、電動工具にてカッター作業を行います。
今回脱落した部分と脱落予備軍の範囲である壁の下部(アゴ下含む)にカッターを入れ、解体する箇所以外の箇所と縁を切ってから解体作業を進めていきます。
▲コチラもカッター作業中
ちなみに集塵機能付きを使用することで居住者様や近隣の方へ粉塵に関するストレスも軽減できます。
▲壁に隠れていた鉄部は劣化が進み、サビが多く見られます。
(たまにニュースで見かける海底に沈んだ船の一部のようです)
▲電動工具にてケレン(さび落とし)
この作業で大部分のサビを落とします。
▲この周辺だけでもこれだけのサビの破片が散乱します
電動工具を入れられない箇所は手工具でケレン(さび落とし)
▲鉄部は塗装前の工程として、電動工具と手工具でサビを落とすケレン作業と清掃を入念に行い清浄な面にするため下地作りを丁寧に行います。
▲浸透形特殊さび固定剤(エスコ ラストフリーザー)の塗布
※エスコ ラストフリーザーとは「変性エポキシ樹脂塗料の防さび機能」と「浸透性さび固定化機能」をもつ浸透形特殊さび固定剤です。簡単に言うとケレン後とサビ止め塗装工程の間で行う下地調整で使用する補修塗料となります。
【特徴】
① 素地調整が十分に出来ない現場環境下でも下塗(サビ止め)塗装の前に、さび面への補修塗装を行う事で、 錆の生成を抑制します。
② 『浸透性さび固定化機能』により、さび層内に深く浸透し、脆弱なさび層全体を強力に固定化します。
▲塗装1回目(補修塗装)の施工後
▲塗装1回目(補修塗装)の施工後
▲2回目(サビ止め塗装)施工中
▲3回目(仕上げ塗装)施工中
▲4回目(仕上げ塗装)施工後
▲4回目(仕上げ塗装)施工後
▲階段側の取り合いにはシーリングを施工し、水の侵入をブロックしています。
雨とい専用ネット
追加工事として、『雨とい専用ネット』の取付けのご依頼をいただきました。
▲専用ネットは落ち葉のつまり対策としても、また掃除の軽減にもなります。
皆さんあまりご存知ないと思いますが、10年も経過すると概ねどのお住いの軒樋と屋根の端部の周辺はこんな感じです。
▲ハシゴをかけ、屋根に発生している藻を取り除き、雨といの中を清掃します。
▲『雨とい専用ネット』取付け:網状のネットでドーム型の屋根をかけ、固定具でしっかりと固定しています。
今回の施工日程としては、雨といネット取付けも合わせ5日間の施工となりました。
【経常修繕とは】
劣化程度が小さく、その都度行う日常的な修繕を「経常修繕」といいます。費用は比較的少額でまかなわれるものをいいます。 小さな不具合でも放置すると劣化が加速し、後日多額の修繕費がかかることもあるので、日常の点検と修理をしっかり行うことが大切です。
【経常修繕の例】
・雨漏りなどの部分的な修繕や水漏れ事故など緊急時の修繕
・照明など各種機器の部品交換
・鉄柵や鍵などの軽微な修繕
・床や壁などの軽微な修繕
・設備の破損など軽微な修繕
・給水排水設備などの不具合への対応
・その他/日常点検、補修、消耗部品交換
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